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2011年6月25日土曜日

本日は、日曜大工の日。オーディオラックの工作

McIntoshのMA7000をワイヤーフレームのラックに納めるのは、皆さんの評判も悪かった。
もちろん、自分も今ひとつ・・・いや、かなりいけていないなと思う。
加えて、一つのラックの中に重いアンプを何台も収める重量級タワーラックもどうかな。
と思い、高さ900mmの木のラックを二つ作って、そこの収めよう。
天面は、レコードプレーヤーを置けるようにしよう。

と、考えて先週、ホームセンターで切ってもらった木の束と木ねじがボンドや100以上木ねじを締めるために購入したドリルがコレ。
ちなみに、素材は全てパインで、棚板はパインの集成材で厚さは18mm。
アンプの棚板は、パインの2×4のチャネル材で補強をすることに。


これは、柱になる材料。
既に18mmのスリットが入っていて、ボンドと木ねじで止めていく。


これは、組立途中・・・電動ドライバーが無かったら、恐らく苦行になっていたでしょうね。
ドリルでガイドになる穴をあけて、そこに60mmの木ねじをぐりぐりぐりとねじ込む。
小さな電動ドライバーは、その度に悲鳴を上げて、ボデイはヒートアップしていました。


これは、組みあがった姿。
アンプ用のラックです
アンプ用のラックは、棚板4枚で、1段目にAVC-A1HDを。
2段目には、MA7000を納める予定。


これは、アンプを置く棚板の補強の状態。
2×4の木材をボンドと木ねじで止めています。


最近のオーディオ装置はLANコネクターが付いているので、HUBやLANケーブルも必須。
HUBのボデイを取り付けるためにスチールの板。
HUBを底面には強力な磁石が付いていて、それで固定。


組みあがった2つのラック。
ふー・・・休憩。
作ったラックの後ろに見えるスチールのラックから機材を移動。
電源を落とし、ケーブルを全て抜いて、ラックを引っ張り出し、
作ったラックを並べて、装置を順番に入れ替えていく。
そして、ケーブルを間違いないように接続して・・・
と、文字で書くと簡単そうですが、めちゃしんどかった。


さて、これが入れ替えた直後。
サブウーハーを移動したので、サブウーハーのちゃんとした置き場を見つけなくては。
アンプやCDプレーヤーの下には、以前使っていた木質系の棚板をオーディオボードがわりに。
まあ・・・こんなものかな。
塗装はしませんでした。
パインが経年変化で色が変わっていくのを楽しみます。
ちなみに、材料費はラック二つ分で15、000円位です。
サイズは、棚板の幅が550mmで天面は580mm。
高さは900mmです。


お疲れ様でした!!

行ってきました、PhotoNext2011

先日、ビックサイトで2日間だけ開催された、PhotoNext2011へ行ってきました。
プロの写真家や写真館、写真でビジネスをする事業者を中心としたイベントという感じでしたので、今の写真ビジネスはどうなっているのか?
そんな事を知りたくて行きました。

感想を最初に書くと身も蓋もないのですが・・・
写真を撮影するというのが、創作で幾多のの工夫とチャンスと技術やセンスで観るものへ感動を与える世界を構築している事に対して、
ビジネスにする写真ビジネスの世界・・・うーん・・・何か足りない。
そんな気がしました。
(辛辣な単語を使えば30個くらいは出てきそう)

撮影後の魅せるための写真の工夫を各社しています。
今回のイベントのテーマがブライダルという事もあるのでしょうか。
各社共にアルバムを展示しています。
結婚式用の豪華な高価なこれを選ぶ人はどんな人なのか?
と思わせるようなデザインのものが山盛り展示をされていました。
それと、PhotoBookもキオスク端末からオンラインで受けるものまで。

何となく、周辺のテクノロジやカメラやフィルムからデジタルへの変化対して後付の周回遅れで対応をしているような感じ。
写真を見せる、活用するという点でのフィロソフィ的な意識が追いついていない気がします。
まるで業界全体で危機感を持ちつつマスターベーションをしているかのような。

とあるPhotoBookを作っているブースで、「うちは他とはぜんぜん違います」と言うので、「どこがぜんぜん違うのですか?」と訊くと「うちは、デザイナーが入っています」との事。
編集やレイアウトにデザイナー(能力とセンスは別にして)を入れる以外は、他のブースのPhotoBook事業者と変わらないのでは?
つまり、出来上がりの商品に差を感じない。
と、伝えると。「何を言っているのです。ぜんぜん違います」と「ぜんぜん違う」を連呼するのですが、どこがぜんぜん違うのか最後まで分からなかった。
プロや事業者向けのPhotoBookにデザイナーやセンスの良いレイアウターをアドバイザーとして入れる、あるいは自分で調達する事もできるし、何より出来上がった商品のクオリティで証明できなければ、それは何とかの遠吠えでしかないのでは?

うちは、「雑誌の様にできます」と言うのもあったが、でも大きなくくりではアルバムのPhotoBook雑誌形式というで片付けられるのでは?

プロの方は、イベント講師でもまた徘徊している人もちょこちょこ見れました。
従来からある街の写真スタジオは展示でも元気が無かった様な・・・
ネットワーク系のプリントサービスで、メーカー系でないのですは、ASKAネットが一番元気があった。というよりも、ブースが比較的大きく、プロやハイアマチュアのポートフォリオ需要を取りたくて、その説明をしていました。
感想としては、ふー・・・・ん。ですが、
写真業界の流れを感じる上では、行って良かったイベントでした。

写真に限らずですが、最終作品(あるいは商品)になるクリエイティブに対しては、かねてよりも関心が深くなりましたが、ある側面での写真への関心は薄れつつあります。
身の回りのカメラは、リコーもペンタックスもフジも一台残らず処分しますが、それはそれで気持ちの上ですっきりして良いかなと言う気がします。
自分で撮影をしなくて、好みも入らなければ、仕事という側面で考えると、やはりキャノン、ニコンやハッセルブラッドはいろいろな意味で無難な選択肢だなと改めて感じました。

ちなみに、印刷系の商業写真の仕事は激減しているようで、豊島区の産業支援センターにも仕事のないカメラマンが相談に来ているそうです。


2011年6月18日土曜日

デノンのすごく優等生なスピーカー SC-T77XG をえらく安くヤフオクで・・・

普段使いのJBL S143MK2と味付けの違うスピーカーが欲しいな。
と、思い・・・つい、ヤフオクでぽちっと落札しました。
のが、これ・・・デノンのSC-T77XGです。

なぜ、落札したか・・・安い!! 送料込みで38000円ほどでした。
それに、思ったよりきれいでした。
仕様を見ると。

● 形式/3ウェイ・4スピーカー、バスレフ型、防磁設計(EIAJ)
● ユニット/16.5cmコーン型グラスファイバーウーハー×2、2.5cmソフトドーム型ツイーター×1 、リーフ型スーパーツイーター×1
● 入力インピーダンス/6Ω
● 最大許容入力/200W(PEAK)、120W(EIAJ)
● クロスオーバー周波数/2kHz、13kHz
● 周波数帯域/27Hz~200kHz
● 平均出力音圧レベル/90dB
● 寸法/W270×H1130×D325mm(台座含む)
● 質量/24.8kg(1台)

と、いった内容です。
驚のが、周波数特性の広大さです。
下は、27hz〜200khzです。
視聴外の広大な広さの周波数特性にはびっくり。
どんなんだろう? と、思いませんか?
スピーカーは数値だけじゃぜったいに分からない。
と、言いつつも興味が湧きました。
当時は、1台124,000円が定価の様でした。

そんなに安物でも無かったのです。
今、デノンはこのクラスのスピーカーを出していません。
ちなみに、このスピーカーは、2005年のオーディ銘機賞を受賞しています。

しかし、まったく人気がありません。
雑誌でお目にかかったこともありません。
まず、デノンのスピーカーが登場するのは一部のデスクトップ位でしょうか。

ちなみに、PhileWebの記事は・・・

ビジュアルグランプリも受賞していますね。

さて、試聴した感じですが・・・
国産スピーカーにありがちな、すごい高解像度で、ドンシャリのくっきりはっきりかと思ったら、何とも肩透かしでした。
すごい普通の音です。
素直な音と言うのでしょうか。
蒸留水を飲んでいるような気がします。
低音は出ているのか・・・サラウンドの映画を観た時に出ていたので、出ているのでしょう。
高音もうるさくありません。
聴き疲れしないことは確かです。
JBLに切り替えた時に、JBLがより個性的に聴こえました。
これが良いか悪いか分かりません。
しばらくは遊んでみようと思います。

私は、スピーカーに色気を求めるので、その点で言うと・・・すっぴんですね。
もともとの肌が良いのかすっぴん。
頭が良くて何でもできる。
でも、色気はないよ。
という感じかな。

たぶん・・・10回以上は軽く観ています。「ピンク・キャデラック」

最近、ほとんどがNHKのBSデジタルからのエアチェックか、WOWOWからのエアチェックなのでDVDはほとんど購入しないのですが・・・つい、買ってしまいました。
DDVDだろうが、BDだろうが追加ってしまいたくなる映画はあります。
この「ピンク・キャデラック」がそうです。ちなみに、980円

クリント・イーストウッドが好きだというのもありますが、エンターティメントとしてとても良く出来ています。
レーザーディスクで持っていた頃は、何度となく観ました。
レーザーディスクを処分してからというもの、すっかり観る機会が無くなりましたが、偶然見つけてラッキー。
ストーリーは単純で、保釈保証金を貸す業者が返済をしなかった客(容疑者?)を追いかける民間の追跡人の役をクリント・イーストウッドが。
罪を犯したわけではないが、成り行き上保釈金を借りるはめになった女性をバーナーデット・ピータースが演じるのですが、このコンビがとても良い。
バーナデット・ピータースがどうしょうもない夫から逃げる時に乗っているのがピンク・キャデラックで、この映画でも良い小道具になっています。
そして、その車を追うのは、夫と夫の友人の悪者達。

バーナーデット・ピータースは、この映画でとてもカワイイ女性を演じています。
ちょっと年齢不詳な可愛さなのですが、彼女はこの映画に出演していたときは40歳だそうで、彼女は映画よりもミュージカル女優として有名で、トニー賞を2回受賞している。

ちなみに、この映画にはメジャーデビュー前のジム・キャリーがお馬鹿なエルビス・プレスリーを演じているし、この映画の役中でバーナデット・ピーターズの姉役を演じているフランシス・フィッシャーは、翌年にクリント・イーストウッドと結婚している。
加えて、彼女の方がバーナーデット・ピータースよりも4つ若いとは・・・恐るべし。
何となく、話題の多い映画でもありました。

ホームセンターで買った、韓国製のDVDミュージックビデオ

本日、近所の島忠へ行ったら。
(行った目的は、プロジェクターに投影するスクリーンを下げるための金具を探しに行ったのと、オーディをラックを作るための材料探し)
DVDミュージックビデオが売っていた。
いつも、あっさりと通り過ぎるのだけど、JAZZのが何枚かあり、製作元は韓国の音楽出版社の様です。
ちなみに、980円です。
ケニーGとマイルスディビス。

どちらも、2chステレオとドルビーデジタル5.1ch。
マイルス・デイビスの方は、2chはPCM24bitt記載されている。

さて、どんなものかと聴いてみた。
サラウンド感はそれなりにありましたね。
ケニーGは、何度設定しても、2chなのか5.1chなのかよく分からない。
おまけに、サブタイトルはハングルです。(韓国製なので当たり前だが)
ケニーGは、何時の頃かわからないけど、カリフォルニアでの野外コンサートの様です。
途中で、インタビューが入るので、何となく煩わしい。

マイルスディビスは、音源設定もちゃんとできました。
映像自体は、マイルスディビスの方が良いです。
音もクリアな感じでなかなか良いかも知れません。
ステージに立っている間のほとんどが観客に背を向けている。
トランペッを吹いている時も、下にうつむいて吹いている。
私もとりあえずは、マイルス世代ではあるが、彼が生きているときはほぼ興味が無かったので、マイルスディビスはほとんど音でしか知らない。
改めて彼の映像を観てみると、本当に個性的で、孤高のアーティストという印象ですねー。

その後のNetWorkオーディオの・・・あれこれ・・・ドタバタ・・・

その後のNetWorkオーディオですが、
ようやく、YAMAHAのNP-S2000にも慣れてきました。
が・・・全てがすっきり爽やか気持よくと言うわけには参りません。
まず、これまでの感想も含めて・・・

リモコンは、ほぼおなぐさみ程度ですね。
これで曲を選曲してという気にはなりません。
プレーヤーをSetUPしたり、ファームウェアをVerUPしたりするのに使用する程度です。

さて、iPhoneのリモコンは・・・私は3GSなのでそれが良くないのかな。
レスポンスは今ひとつです。
ちょっと何とかして欲しいかな。
今、2900曲でちょっとストレスを感じる。
この倍だとどうしようかな?
検索でも使えると良いのだけど、このあたりのユーザインタフェイスの向上とレスポンスの向上はYAMAHAに継続してがんばってもらいたい。

さて、メタデータの管理とリッピングだが・・・はまりました。
私はAppleなのでXLDを使用したのですが・・・
CDをFLACでリッピングしたら、なんと3時間以上掛かりました。
(実は、詳細は寝てしまったので覚えていない)
(^-^; うーん・・・どこが悪いのだろうか?

これじゃ、話にならないでの、iTUNEを使ってAIFFでリッピングした後、AUDIO GATEでFLACに。
この方が効率が良いし、iTUNEでも再生できる。
さて、NASに収まった音楽ファイルのメタデータを、XLDで呼び出して、カバージャケットをサーチして取り込もうと思ったが・・・
Amzonに登録しないとだめだとか・・・(これどうするんだろう?)
音楽DBでも見つからないんがちらほら。
何より、3時間以上もかけてリッピングした音源データが、Finderでは見えるのに、iPhone経由だと見つからない。
加えて、各曲をそれぞれのフォルダーに格納してあるのだけど、FLACではどうやら関係ないようだ。
ちゃんと適切な曲の管理とかフォルダーの整理をしないといけないかな。
さて、とうしたものか。

というのが、現在の状況です。

検索、選曲、設定、再生という点では、どうやらパソコン経由がもっとも効率も良さそう。
という結論になるとやだな・・・と思いつつ。
※パソコン立ち上げるのがいやだから、NetWorkプレーヤーにしたのにね。

2011年6月5日日曜日

ネットワーク・オーディオプレーヤー NP-S2000とのその後

さてさて、多少(かなり)苦労をしつつ、YAMAHAのNP-S2000(BLAK)※ここが大事!!  を、セットしました。












音楽が聴けるまでの手順的には、
今使っている、iMACの外付けディスクに収めているiTUNEのライブラリ(CDを非圧縮のWAVでリッピングてある)ものを、KORGのオーディオゲートを使用して、QNAPのNASに、アルバムとアーティスト事に一つ一つフォルダーを作りながら WAVからFLACに変換。

これ、結果的に一週間掛かりました。
総データー数は、2900曲位。
最初は、データ変換しただけでは、NASの中の音楽データをNP-S2000で読めなくてオタオタしました。
調べると、NASの中でマルチメディアサーバーを立ち上げないといけない・・・という事で、iMACからTwonkyMedia serverを立ち上げて・・・と、ここまでした時に、とりあえず音は出ました。
しかし、これはiMAC中でマルチメディアサーバーが立ち上がっているのであって、NASの中ではない。
iMACにインストールしたTwonkyMedia server経由でNASにアクセスしているようで、iMACが起動していないとNASにアクセスできない。
これじゃ、話にならない。

で、やっとQNAPのTwonkyMedia serverの起動方法が分かり、無事にアクセスできました。
ところが・・・
NASにディレクトリを作り、そこにフォルダーを作り収めたはずの音源データのいくつかが見つからない。
もちろん、ファインダーでは見えるのです。
この時点で・・・ちょっと休み。
疲れました。

まずは、今のままで音楽を聴いてみよう。
と言う事で、試聴しました。

McIntoshのMA7000も導入してからやっと1ヶ月。
NP-S2000もやっと2週間・・・かな?
エージングとやらは、仕掛り中なのでまずは第一印象ですが・・・

今までは、 
iMAC・・・>CECのDA53・・・>MA7000・・・>S143MK2

iMACとDA53は、TOS(光デジタル)だったり、USBだった。
この時は、USBの方がTOSよりも少し音に厚みがあった気がします。
TOSの時は、解像度はUSBより良さそうなのですが、ちょっと薄いかな。
という気がしています。





(でも、これもTOSのセレクターをオーディオテクニカに変えたら改善されたと思う)








とりあえず、可もなく不可もなく。
「音楽が良い音で鳴っている」という感じです。
つまり、こんなもんだろう・・・ニュアンス分かりますか?

さて、NP-S2000ですが、
NP-S2000・・・・>NA7000・・・・>S143MK2 ですが。
(ケーブルは、ベルデンのバランスケーブルです)














あ・・・オーディオの音だ。
私は、あまり音のことを描写するのが得意ではないのですが、解像度もあるのですが、
音が厚くて、でもうるさくなくて・・・ちょっと良質な温泉に入っている感じなのです。
これは、良いです。
44.1khz/16bitでリッピングしたCD音源ですが、CDをプレーヤーで聴くよりもずっと良い感じです。

それに、私が期待する音の色気が少しだけあります。
私、音に色気がないと魅力を感じません。
故に、なるべく音に色気のあるスピーカー、アンプ、プレーヤーを探していたのですが、
ちょっと希望に近いかなと感じました。
それに、ダイナミックレンジが広くて、解像度が高いけど薄い音はだめです。
ぐっと来る色気のある音で厚みが欲しい。
レンジや解像度はその後の問題。
それと、音場感です。
目を瞑ってステージの絵が頭の中に描けるような。

という事で、ネットワーク・オーディオプレーヤーに関しては、MARANTZのNA70004を最初は買おうと思ったけど、価格が倍するNP-S2000にして正解だったなと思いました。

PCを常に起動している状態だと、LUXMANのDA200が気になっていましたが・・・




ユーザーインターフェイスの操作性を考慮しなければ、LINNの半分以下の値段のNP-S2000は国産機ではお勧めです。

そう、ユーザーインターフェイス。
コントローラーですが、もう少しレスポンス良くならないかな。
それと、PCも専用のインターフェイスで操作できるようにして欲しい。
iPhoneやiPodTuchで操作するのも良いが、手近なPCで手っ取り早くとか、ライブラリが増えたときに、サーチ機能の無いYAMAHAのNETWORK PLAYER CONTROLLERは、かなりしんどいです。反応も鈍いしね。


さて、元気が戻ったら メタデータ管理ができるソフトでジャケット画像を貼り付けたり、NETWORK PLAYER CONTROLLER で表示されないデータの復活をしなくては・・・

次は、AppleでCDをリッピングする時のツール探し。
そして、メタデータ管理をする時のツールも探さなくては、アルバムの画像データが表示されませんから。

感想:NHK総合 「1991年 雲仙・普賢岳」避難勧告を継続せよ

NHK総合の総合で放送された、「1991年 雲仙・普賢岳」避難勧告を継続せよ を観た。
雲仙の普賢岳が噴火し、土石流、大火砕流で多くの人命を町を飲み込んだ日から、もう20年が経ちます。
つい、この間の様です。

当時の記録映像と関係者の現在のインタビュー、そしてドラマを加えて、巧妙に編集した非常に見ごたえのあるドラマでした。
折しも、この災害から20年後に東日本大震災が発生し、現在は原発を含めてその対応に追われている事を振り返ると、複雑な気持ちになる。

まずは、ドラマとしてですが、観ていて、どこからが記録映像でどこからがフィクションなのか判断に迷うほどに巧妙な編集がなされている。
この映像は、元になる作品として火山学者の夫婦「カティアとモーリス」からの映像がかなり取り入れられているが、見方を変えると大災害が発生した中で、そこに関わる組織とその役割、そこで葛藤する人の姿はどこの視点から切っても一つのドラマになりえる程の深い内容を持っているとも言える。
今回は、島原市の市長として、災害本部の長であり住民に苦難を強いる避難指示、勧告を出した、鐘ヶ江島原市長と九州大学地震・火山観測研究所の太田所長にスポットをあてて描かれている。
鐘ヶ江元市長、太田所長は元より、当時の交通巡査、消防団、市役所や研究所の関係者などからの取材や再現映像は、リアル感と共に緊迫した映像を見せてくれる。

火山の爆発や地震など、先の予測しにくい事象に対して、災害の被害を予防、人命尊重の視点で生活を犠牲にしてでも、避難所に非難を強いる市長の苦悩と、市長の判断の元である太田所長とのやりとりなど、見ながら考えさせる点が多かった。
此の様なドラマだと、どうしても今の東日本で起こっている住民非難と人命尊重のバランスの難しさを考えさせられるが、少なくとも現場で日々住民を見て、支えている現場の首長と地図と写真と映像でいい加減な判断をしている現在の菅直人政府との温度差を感じざずにはいられなかった。

世界で発生している地震の20%は日本で発生していると言われ、3つの大陸プレートの上にのり、日本の北から南までまんべんなく火山がある日本において、災害は身近であり都度人々を襲いそこから立ち上がってきた歴史がある。
その点では、日本人は少なくとも事災害においては、世界でももっとも先進的な知識とノウハウがあって然るべきだと思うが、住民が歴史の知恵、生活の知恵として体得しているが、少なくとも政府においては、まったく学習効果が無いとしか言えない。

このドラマを見て、ドラマとしてのデキが良いだけに、かつ生活者として参考にできる点が多いだけに、これらの災害の記録、ドラマを教材として徹底的に学ばせたいという衝動に駆られる。

近日、「カティアとモーリス」の再放送があるようだが、これも楽しみです。