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2013年4月19日金曜日

誘惑に負けた・・・ (^-^;  MARANTZ AV-8801 プリアンプを購入!

あー・・・思えばこの数週間。
どれだけ悩んだだろう。
ホームシアターのサラウンドシステムのグレードアップを夢見ましたが、この数年間は各オーディオメーカーも手頃なハイエンドAVアンプを発売して来ませんでした。
景気低迷の煽りをもろに受けた感じです。

しかし、やってくれました D&Mホールディングスマランツから、AV-8801というプリアンプが出て来ました。


強力な32ビットDSPを3つも搭載して、年々高度になるサラウンドフォーマットに余裕で対応し、映像、音声ともに様々なフォーマットをサポートしています。


ハイレゾ音源も192khz/24bitにも対応。
加えて、各チャネル独立したディスクリートのプリアンプの回路を11.2ch装備。

シャーシもちゃちい薄板プレスパネルのボディなくて、厚くてがっしりした分割鋼板。
加えて、内部シャーシは銅メッキ処理と高級オーディオアンプと同じです。
トランスもトロイダイルを採用。

試聴をすると、30万円クラスの(これでも国産AVアンプではアッパーミドルレンジの価格帯)とは、描く世界が違う。
音が、まあるくなくて、それぞれきちんと分けられてる。
存在感のある環境音が背中をぞぞぞ・・・とさせます。

もちろん、上質な仕様の良い音のアンプは安くはない。
その軍資金で悩んでいましたが、本日の試聴の結果、エイヤ!!
で、アバックさんで買いました。
価格もけっこうがんばってもらいました。
ありがとう!!

日曜の午前中に到着です。
日曜日は、ホームシアター改造の日です。

2013年4月14日日曜日

サラウンドの話を少し・・・

 今日は、7.1chサラウンド評価用として、スティーブン・スピルバーグ監督の「Super8」のブルーレイディスクを購入。


 映画でも「迫力のサラウンド音響」とか、NHKなどが映画の放送をする時に、「この映画は5.1chサラウンドで放送しています」と伝えられるけど、サラウンドという言葉は、何となく分かったつもりになっているのかも。

5.1chとか7.1chとかって何?
なぜ、小数点が付いているの?
とか、この記号も不思議ではない? 

 音を一つのスピーカーから再生する事をモノラル再生と言う。
多少の奥行き感とか迫力はありますが、立体的な感じには聞こえない。
ステレオは、音を立体的にするために、右の音と左の音を左右のスピーカー
から再生して、立体感や奥行き感を出す方法で、2chステレオと言う。
2ch以外のステレオがあるのかと言われると、あったのです。(過去形)
かつて、オーディオ王国日本では、4chステレオというのがあり、
 音楽を聞いている人を囲むようにして、4つのスピーカーから音を出して、
コンサートホールにいるような再生を目指していたのだが、これは結局普及をしなかった。 
  映画もモノラルから始まり、次いで ステレオになり。
そして、ドルビー社が3chのドルビープロロジックという音響フォーマットを作った。
これは、前のステレオのスピーカー2つと対面するように、映画を見ている人の後ろにスピーカーを一つ配置して、役者のセリフとかメインの音以外の、周辺の環境音とか効果音をその追加した後ろのスピーカーから出した。
 この追加したスピーカーは、威力があり、今までは斜め後ろから飛んでくる飛行機は、左右のスピーカーから出る音だけだと、結局画面の前を横切るだけになる。
しかし、追加したスピーカーから後ろから近づいてくる飛行機の音が出て、自分の頭の上を通りすぎて画面に飛行機が現れる。
そんな感覚を映像と音響で可能にした。
 この頃から、一般家庭でもAVアンプ(オーディオ・ビジュアルアンプ)と言われる複数のスピーカーを接続して音が出せる装置を設置できるようになる。
3チャネルの音響に、不足しがちな低音を専門に担当するスピーカーを追加して、3+1で、3.1chと呼んだ。
 サラウンドは、その後どんどん進化して、セリフだけを専門に担当するセンタースピーカーが現れ、後方に設置されたスピーカーも左右に分かれて、フロントの左右のスピーカー、センタースピーカー、後方に設置するサラウンドの左右のスピーカー、そして低音用のサブウーファーを加えて、5.1chサラウンドのフォーマットが決まり、これがサラウンドのスタンダードになる。
サラウンド放送は、5.1ch。


 では、7.1chとは、サラウンドの左右のスピーカーは、映画を見ている人の少し後方に左右に広がって設置され、主にざわめきや環境音を担当しますが、その広い空間の間・・・つまり、人の後方の上に設置されて、全体の音の繋がりをスムーズにするために生まれました。
この増えたスピーカーは、サラウンドスピーカーのさらに後ろにある事から、サラウンドバックと言う。 

ただし、ほとんどの映画の音響デザインは5.1chで作られているので、加えたサラウンドバックはAVアンプが擬似的に作っている事になる。
今回、購入した「Super8」は、音響そのものが7.1chに対応している。




ちなみに、昨日購入したダークナイトは、あの迫力ある音響も5.1ch。

 
私の自宅のサラウンド環境は7.1chなのでそれをリアルに試してみたいと思った。
 映画を見ている人の周辺を囲むスピーカーが増えれば増えるほど、音のつながりはよくなり、自然になるという理屈のもとに、現在は家庭用のAVアンプで、11.2chまで設置できるようになる。
が・・・これは、かなり大きな部屋のスペースが必要。
言い換えれば、ちょっとした小さな劇場が自宅で可能。
自分の劇場を持てる時代になったと言う事かな。
良い時代だ。

2013年3月31日日曜日

新しいAVアンプの登場で悩む・・・

うちにあるAVアンプはパイオニアのLX83で、ほぼ3年落ちです。
現在のパイオニアの最新型は、LX86
変わらぬコンセプトの元で正常進化を続けるモデルです。
他社は、ともするとこのパイオニアのLXシリーズの後塵を浴びていた感もある。

そこに登場したのが、オーディオメーカーでは老舗のD&Mホールディングス配下の、marantzとDENONです。
marantzのAV-8801 AVプリアンプ。

DENONのAVR-4520 AVレシーバー。


DENONの新しいフラグシップAVレシーバー(ラジオも入るからそう呼ぶ)のAVR-4520
メーカーHPとかカタログでは、9.1chすべて独立したパワー・アンプ段と書かれるが、本当の特徴はDSPDAコンバーターを搭載したデジタル回路部分です。
映像では4Kに対応し、サラウンドフォーマットも最新のものをすべて搭載。
何より、通常は1チップのDSPで処理する演算処理を32ビットの3つのDSPで行う。
これはDENONも60万円以上のAVアンプに搭載していたかなり贅沢な回路です。
今回は、この回路を搭載しピュア・オーディオに匹敵する音質を実現できたとの事。

実は、このサラウンド部分のデジタル回路は、marantzが出したAVプリアンプのAV-8801と全く同じ・・・と言うよりも、共同開発した回路です。
AVR-4520AV-8801の回路の写真を掲載しますが、DSPが3機並んでいるところ。
右下のDACの部分で5つのDA素子が並んでいるところ(1素子あたり2chの処理)は、まったく同じです。

デジタル回路基板の下・・・つまり、フロントパネル側には、AVR-4520はパワーアンプの素子が9つ並び、AV-8801では高品質の素子を使ったプリアンプが11個並びます。

単独で開発をしたら、とても今回のような33万円と言う定価で収まらなかったとの事。
marantzのAV-8801は、定価が45万円でパワーアンプを搭載しないプリアンプですから、考えようによっては、AVR-4520はバーゲン価格なのかも知れません。
実際に秋葉原のアバック本店で視聴をしましたが、AV-8801のチャネルセパレーションの良さと以上に高いSNでリアルで存在感のある音が体を包みます。
AVR-4520も価格から考えるとなかなか悪くありません・・・が、少し補強を加えたほうが良いかもと言う印象でした。
ちょっと音がおとなしい?
という事で、久々のAVアンプの入れ替えにあたり、AVR4520にするか、AV-8801にするかで、馬鹿な事で悩んでいます。

2012年7月7日土曜日

東京国際ブックフェア CD73枚買いました

今週は、水曜日から国際電子出版EXPO東京国際ブックフェアクリエイターEXPOと出版会のイベントが目白押しです。
電子出版EXPOは仕事で、、、
東京国際ブックフェアとクリエイターEXPOは実益を兼ねて行って来ました。
目的がある来場だったので、それほど全ての出展者をこまかく回ったのではありませんが、それでも出版がデジタルの世界へ変わりつつあるのは感じました。
同時に改めて紙の本の良さも感じました。

ところで、その会場で本やCDが山積みされて販売されていました。
流通の過程で傷がついたり、在庫になったりしたものです。
クラシックが山ほどあり、つい買ってしまいました。
日頃、目にする事の無いイギリスの作曲家のCDとか、
子どものためのクラシックとか、
Glenn Gould のCDとか、、、家に帰って数えたらCDの数で73枚もありました。
しめて、8,500円位。
かなりお買い得な買い物でした。

2012年6月3日日曜日

ボランティア:石巻市のケア付き仮設住宅「あがらいん」

石巻市の最大の仮設住宅団地の「開成団地」
その中に、高齢者のよりどころとなっている「ケア付き仮設住宅 あがらいん」があります。
この施設は、NPO法人のCLC(コミュニティライフサポートセンター)が運営しています。

この施設は今年のはじめにおじゃました時は、建物だけが立っていてずいぶんと殺風景な感じでした。
出入口の屋根も無く、雨が降るとドアを開けるとすぐに濡れてしまう状態でした。
今回、伺ってみると、その施設に 車椅子で上がれるスロープと屋根、2つの建物を繋ぐための廊下ができました。
これは、廃材利用です。

市内にまだ避難所があった頃に、CLCは医療や介護関係のボランティアを各避難所へ派遣する支援をしていました。
看護師や介護士、保健師が一日の疲れを癒し、眠るための派遣拠点(郊外の公民館)に、現地の大工さんが支援に駆けつけてくれた彼らの一日の疲れを癒すためにお風呂を作ってくれました
ずいぶんと立派なお風呂で木の香りがする素敵なお風呂でした。
避難所が無くなり、そのお風呂を解体した材料を使ってこのスロープ、廊下、屋根が作られました。
足りない材料は石巻市からの支援もあり、使い勝手の良さそうな立派な設備になりました

現在、施設には5名ほどの高齢者の方々入居しています。

CLCからのスタッフの他に、各地のNPO団体から入れ替わりにボランティアの若者が来てくれています。
施設がオープンしてから半年ほど経過しているので、施設も居心地がよく馴染んでいます。
2つの建物がありますが、そのうちの一つに5月31日に開業した、石巻市立病院の開成団地仮設診療所のスタッフの方が利用する事にもなりました。
復興が軌道にのるまで、続ける事ができればと思いました。
石巻へお邪魔する時にはお世話になっています。

ボランティア活動:5月25日で開催された、仙台厚生局での復興担い手会議への参加

25日の夕方、仙台の東北厚生局の会議室に、4回目の医療・福祉関係の復興の担い手会議が開催されて出席をしました。
当日は、宮城県を中心にNPOや福祉団体、県庁や市役所の関係者22団体30名の方が参加しました。
各団体の近況報告に次いで、PCAT(日本プライマリケア学会)の林健太郎医師からの震災の初動から今までの活動報告と今後の課題に対するプレゼンテーションが行われました。
 PCATの林医師のプレゼンテーションは、初動から継続して被災地に広く医療支援を行なっています。
延べ519人の医師、看護師、救命士、保健師、栄養士など様々な専門職の方を日本中の医療機関に支援依頼をして協力を参加されています。
人のコーディネート力と共に、移動に必要な車両、道具、医療材料だけではなくて、宿泊所の手配、現場の情報収集、医療支援をする場所の確保など様々な超人的な活動をしてきました。
何よりそれを実現する上での資金の確保をどう行なうかななど、単なるヒューマニズムの感情論でできるものではなく、林医師の経験、知識、判断力、人脈、行動力そして多くの極力者の存在があって出来たことでしょうが、言葉で言うほど簡単ではありません。
それを可能にしたか、プレゼンテーションで語る言葉の向こうに様々なドラマが見えるような気がしました。
林医師とスタッフ、PCATの活動によりどれだけ多くの命が救われ、それが未だに現在進行形である事は、関東では幾分風化しつつある東日本大震災の現実をリアルに見せつけてくれた気がします。
TVやラジオのメディアから、震災の報道が少しづつ少なくなってきています。
NPOや震災支援に関わる私も知らない事が林医師から語られます。

多くの人々にこの事実を知ってもらう、共有し共感してもらう事が大切であり、まだまだ続く支援活動を継続する上での心のエンジンを止めてはならないと感じました。
PCATの初動の予算の多くがジャパン・ソサエティの義援金や寄付で支えられてました。
支援を継続するための資金確保が目前の課題となっていますが、政府や行政の補助金、助成金だけでは現場のニーズが満たせず、海外からの支援団体や民間の寄 付などどうファンドレイジングするかがPCATに限らずどこのNPOでも共通の課題です。そのファンドレイジングを支援をするためにも 復興に担い手の彼らの活動をもっと広く知ってもらう必要性を感じました。

横浜開港祭 横浜みなと博物館で開催されている、石巻の写真展

横浜は「開港祭2012」というイベントが開催されていて、6月1日、2日は臨港パークで様々なイベントが開催されています。
管理人は、個人的に船が大好きで優美な帆船「日本丸」に帆を張るなどのイベントがあるとの事で、桜木町へ出向きました。
 目的の日本丸には、ボランティアや学生がマストに取り付き作業をしていました。
やはり、人が働いている船は、躍動感があり良いですね。
 その日本丸の傍らに、横浜みなと博物館があり、主に港や船、海にまつわる展示がされていますが、特別展として石巻市の写真展が開催されていました。
「東日本大震災 第1回 石巻かほく復興写真展 〜復興の歩みを見つめて〜」
主催は、「帆船日本丸記念財団・JTB法人東京共同事業体」、協力は三陸河北新報社と言う地元の新聞社です。
宮城県石巻地方で写真を募集し、集まった430点の中から受賞写真、入賞写真など58点を展示しています。
 関東地方に住んでいると、過去のものとなりがちな東日本大震災ですが、現在もそして未来へもリアルタイムに人々が復興の活動をしています。
震災から今までの石巻地方の様子を知るには良い写真展だと思います。
華やかな開港祭の初日から始まった地味な写真展ですが、心に残る写真が見つかると思います。 
 私は初日に伺いましたが、三陸河北新報社の大須様からお話を伺う事もでき、この写真展は今年も募集を行うようです。
会場では三陸河北新報社が発行している震災写真集も閲覧できます。
どっこい頑張っている地方新聞社・・・そんな気持ちを感じます。
 写真展は、6月17日まで開催されています。
 桜木町へ行かれた際にはぜひお寄り下さい。
ちなみに、常設展は船好きにはたまりません。 

補足 
私も先日、5月の最終週に仙台、気仙沼、石巻と次の支援に関する情報収集と関係者との調整で回って来ました。
そのお話は、後ほどご報告をします。


この記事の全ての写真は、GEE1480という5980円で購入したデジタルコンパクトカメラで撮影しました。