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2012年4月22日日曜日

感性の時代に不感症なカメラメーカーのユーザー対応

最近、オリンパスの「フォトパス」と言う、ユーザーコミュニティの事務局から残念な対応を受けました。
悪徳ユーザーであるつもりはありません。
彼らが盾にしているルールに対して、そのルールの運用に対して素朴な疑問(本質的なものですが)をしただけですが、答えが帰って来ません。
残念だなと、思います。
メーカーがコミュニティを作るのは勝手ですが、その運用はメーカーあるいはその運用を請け負っている会社ともどもに十分な配慮とコンタクトポイントでの適切な対応をする必要はセットであると本業を通して感じています。
「私どもは不器用ですから・・・」と、全ての出会う人は自社製品のユーザーあるいはユーザーになる可能性がある・・・事を忘れて、高圧的で冷淡な対応をしたペンタックスの国内販売販促対応の部長さん。広報宣伝のご担当者の方。
話をしていて、「これじゃ、だめだ・・・」と痛感しましたが、結局再度の身売りになりました。
リコーも銀座4丁目のギャラリー・サポーターという発想は良かったのですが・・・結局は事務局が、集まった人々がフィルターに掛けられる様にして一部が残り、多くが脱落し、表向きな活動はともかく、リコー製品を異なる視点で愛し支えるコミュニティとして成立したかと考えると、個人的には大きな疑問です。
この点については、コミュニティに所属している人は反論もあるでしょうが、総じてそれらは、コミュニティ所属していない人々に対してのネガティな独りよがりにしか過ぎないと考えています。
「感性の時代」と呼ばれ、人々の繋がりを重視して製品の販売活動、企業活動、ブランドイメージの向上にも繋がるようにという願いはあるのでしょうが、効果には懐疑的です。
もっとも活動自体が事務局の趣味であれば、それで良いのでしょう。
しかし、マーケティングとしての側面で考えると、オリンパス、ペンタックス(ここは問題外ですが)、リコーと共に”ユーザーコミュニティ活動”と言葉だけをなぞって、結果的に未熟な活動故に、ユーザーやコミュニティにその目的とは異なる不快な思いを体験した人々を量産しただけなのかも知れません。


ユーザーにしてみれば、趣味の延長線上の活動です。
上手に運用すれば、そのメーカーにとっても強力な力を発揮します。
しかし、手間も掛かり心遣いや十分な配慮、何より1本筋の通った姿勢が重要です。
それが欠けると、強力なアンチユーザーを生む可能性もあります。

残念なのは、心遣いや配慮ができない事でなく(身に付けるには時間が掛かります)、課題や問題が発生した時に、きちんと正面から向き合い、丁寧に対応をせずに、ウヤムヤにしたり、逃げる事ではないでしょうか。

メーカーはどこに行くのか?

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