この日は、韓国教育財団が主催する、「韓国語能力試験」の日。
通称 TOPIKと呼ばれており(Test of Proficiency in Korean)、初級のTOPIK1と中上級のTOPIK2に分かれている。
同じような韓国語の試験で、ハングル能力検定試験(以下ハン検)があるが、こちらはハングル能力検定協会という日本の組織が主催。
TOPIKは、韓国が主催しており、世界70カ国で開催されている。
似ているような試験ですが、実際に受験してみて、その違いを実感できました。
例えば、
TOPIKの問題は、問題文も回答も全て韓国語です。
試験の回答の前に問題を理解する能力が求められる。
ハン検は、問題は日本語。回答は韓国語ですよ。
試験問題は、TOPIKはTOPIK1とTOPIK2の問題のバリエーションは2つだけ。
一方のハン検は、5級〜1級まであり受験級ごとに問題のグレードが分かれている。
TOPIKは、問題は同じでも回答した正解数の多いか少ないかで合否が分かる。
だから初心者が受験しても、やさしい問題から難しい問題まで用紙に記載されており、後半に来るととても初心者の問題とは言えないレベルになる。
レベル分けも
TOPIK 1級から6級で難しくなる。
ハン検 5級から1級でカンタンになる。
問題の傾向もハン検は文法重視で、TOPIKは如何に韓国人化されているかの試験。
確かに、問題の傾向の違いは感じた。
受験者数は第48回が7,487人。
TOPIKは4,000人〜7,000人で変動が大きいが、平均的に5,000人前後の受験者がいる。
もちろん、これは日本だけの数字。
テスト会場も異なり、進め方やルールも異なる。
私の試験会場は埼玉大学の工学部の講義棟。
教室は試験番号順に分かれており、着席するテーブルも指定される。
黒板の前には、注意書きの紙が貼られており、一通り読みました。
ハン検もTOPIKも共通しているのは、女性受験者が男性よりも圧倒的に多い。
圧倒的という書き方は、男性受験者を探すのが難しいくらい。
私の指定された部屋では男性は私だけでした。
出題は、聞き取りと読解とこのあたりは変わらない。
ハン検は、筆記用具持参で鉛筆またはシャープペンシルを使っての回答で修正は消しゴム。
試験問題の持ち帰りもOK。
TOPIKは、筆記用具は専用のサインペンが支給されそれで回答。
間違った場合は、修正テープを使用する。
持ち込む筆記用具はこの修正テープのみ。
TOPIKは本人確認も厳格で、公的機関が発光した本人確認証明書を提示して試験官は試験中に確認する。
携帯電話も電源を切った状態で試験前に回収される。
ハン検は、試験官は日本人。
TOPIKは、韓国人の人たちでした。
こんな事は体験をしてみないと分からなかった。
試験自体は楽しむ余裕など無くて、その難易度に不出来な自分の頭を呪いました。
同時に、続けていく事で自分の実力が上がり、いつかKimAJoongと会話ができるレベルを目指すことが明確になった。
次回の試験は10月。
ちょっと早い気がするが・・・
今日も韓国語の勉強をします。