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2012年5月20日日曜日

「ハイエンドショー東京 2012 春」に行ってきていました


「ハイエンドショー東京 2012 春」に行って来ました。

毎年、規模が小さくなりますね。
2009年は2フロアー、2011年は1フロアー。2012年は半フロアーでした。
だんだん寂しくなります。
現在のオーディオ装置、特にピュア系、PCオーディオ系の売れ筋が輸入品が中心となると、世相を反映しているのかも知れません。
もちろん、経済も反映しているのでしょう。
そんな世知がない世の中にあって、スペースが小さくなっても少し夢を見に出かけよう。
という事で行って来ましたが・・・

元気があるのは、 トライオード、逸品館・・・音元出版?
ステレオサウンド社は、本が少し並んでいただけ。
主要な国産メーカーはまったく出展しておらず全滅です。
このイベントの出展小間代がいくらか分かりませんが、リアルなイベントは大切です。
国産メーカーが日常的に積極的な販売促進をしていれば良いですが、現実はそうではありません。故に出展すれば良いのにと思ってしまいます。
苦しい中でも、同じ業界を育てるメーカー同士が、横の連携で力を合わせてオーディオフアンを中心に据えて盛り上げる。
そんな気概があれば良いのですが、何となく「敬老会」の印象がより強くなった気がします。残念。

本日、良かったのがサウンドベース555のブースで見た、WEの劇場用スピーカーユニットを復刻して販売しており、そのデモがとても良かった。
数値的な特性はたいした事がないのですが、音は数値では表われないなと思いました。
とても味があるのです。
このスピーカーは秋葉原のお店でも実際に聴きましたが、なかなか良いです。
炭山アキラさんが説明をしていました。




トライオードと逸品館の軽妙なセミナーの旨さは、いつも楽しいのですが、今年のトライオードは、社長さんがせっせとiPadを駆使して自社のハイエンドアンプやDACを軽快に鳴らしていた。
真空管アンプのメーカーがデジタルオーディオにソースの部分を取り込みアピールしている。
それとゴールドムンドの日本の代理店をトライオードが引き継ぐとの事。
ゴールドムンド。スイスを代表する国際ブランドが日本を撤退するのか・・・
それと、トライオードが引き継ぐ・・・というのは、何やら日産をルノーが助け舟を出した様な印象を感じました。
とても購入できる価格のブランドではありませんが、頑張って欲しいですね。




さて、元気が無い国産メーカーとそれを支える出版社への苦言
何より、日本のオーディオメーカー・・・特にメジャーメーカー・・・もっと頑張れ!!
ちゃんとフアン層を維持、育てないと、途上国頼みの安売り競争のガラクタばかりを作る事になるぞ。


私達が気持ちよく大枚を払えるだけの製品を開発し作れ!!
それから、今のマーケティングは共感の時代です。
メーディオ雑誌に広告を出すばかりで、ネットにもリアルな現場にも中途半端な活動しかしない。
ちまちまとまったく面白くない&必要な事が分からないホームページを作って、仕事をしている気分になったり。
Fesebookでどうでも良い形だけのページを作り、中途半端ななんちゃってソーシャル活動しかできない。
いつにななったら目が覚めて、ユーザーや潜在ユーザーの方を見るのか。
メーカーは、私達と「共感」できる活動をしながら製品開発、販売を目指したらどうなのか?
もっと頭を使って、コストを押さえて、効果的な成果を期待できる活動をして欲しい。


加えて、、、常につっこみの浅い、提灯記事ばかりを書いている専門誌の方々。
もっと目覚めなさい。
50年前のまったく変わらない手法で、とじ込み付録を豪華にするだけの知恵しか無いのではなく、メディアやコンテンツを扱っているあなた達が最も「共感」を意識してメーカーを誘導する位にならなければいけないのでは?
Webで如何にもやらせっぽい、記事稿Webを作ってお茶を濁すのでは無く。
日本のメディアのレベルの低さは相変わらずですが、そろそろ目覚めないとオーディオフアンも雑誌離れをするし、経済の活性化もできません。


はっきり言って、私が専門誌の雑誌を買う気持ちの半分は「寄付」です。
その施しの気持ちがなければ、今の専門誌は買えません。


以上、辛口でした。

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